長いことブランクを空けておりましたイタリア旅行記、
今回で最終回となります。
たった7日間の旅でしたが、実に内容は有意義で盛り沢山でした。
現地でずっとアテンドしてくれた友人クレアには感謝の気持ちでいっぱいです。
お話は遡りますが、元旦の晩に思いがけず運命の出逢いがありました。
それはこの紫色のキャベツにふりかけた幻の酢。
夕飯にラザーニャを食べた後
「これ少し食べる?」とクレアに聞かれ、
変わった色のキャベツに興味があったので
「うん。チョットだけちょうだい。」と言って一口頬張ったら
想像とは違う別の世界が広がりました。
「甘~い。思ってた味と違う。」
キャベツは緑色のキャベツよりも肉厚で食べごたえがあり
味もマイルドでした。
その生野菜に絡まれていた艶々したドレッシングの正体は、
北イタリア、モデナ産の熟成バルサミコ酢だったのです。
「何これ?」と尋ねると、
「バルサミック ヴィネガー」と得意気に彼女は答えました。
ここからは雑学王のご主人(ステファノ)の出番。
案の定ヴィネガーの薀蓄を語り始めました。
ステファノの薀蓄を聞いているうちに興味が膨らみ
どうしてもこのお酢の工場を訪れてみたくなりました。
「私、工場に行ってみたいのですが・・」
「そう、じゃ、連れてってあげようか?」とステファノ。
たまたま、モデナに住む彼の友人(マッデリーナさん)が工場の方と
お知り合いだったようで責任者の方にすぐ連絡を取ってくれました。
そして・・工場見学のアポを取ることに成功♪
ヤッター!旅の思い出になる・・ルンルン
当日はあいにくの雪。それでもクレアが車を出してくれました。
フェッラーラからモデナの田舎町までは1時間ちょっとのドライブ。
途中あちこちにブドウ畑がありました。
Castelnuovoという丘の上の小さな村。
歴史がある街だから建造物も絵になります。
(ヨーロッパってこういったところが大好き)
車から降りるとツンとしたお酢の匂いが風に運ばれてやってきました。
ちょうど日本の温泉地に行くと硫黄の匂いがするのと同じ感覚。
そして念願のバルサミコ酢工場にて見学が実現しました!
このジャージ姿(笑)の男性はこの工場(会社)のマネージャーさんです。
大変気さくな方でバルサミコ酢の作り方などについて丁寧に教えてくださいました。
(全部イタリア語だったので、クレアに通訳してもらいながら)
3年、5年、8年、12年、25年、その他にもハチミツ入のバルサミコ酢をテイスティングさせてもらいました。
どれも私の口に合うお味で(もともとワインが好きだからかな)
芳醇で奥の深い味わいにウ~ンウ~ンと舌鼓。今まで自分で買っていたバルサミコ酢が
ニセモノのように感じました。
バルサミコ酢はワインと似たような工程で作られます。
木樽の中で熟成させて○年物という形で出荷しているんですよね。
そんなことすら知らなかった(恥)
なるほど~
年代別で味が違うって訳か。。。
私が日本でどんな仕事をしているのか・・をクレアが彼に説明すると、
「私たちのお酢は日本にはまだ供給していないんです。これも何かのご縁だから
もしよかったら貴方のお店で取り扱ってもらえませんか?」と、いきなり輸入/輸出の話を持ち出されて大ビックリ!
「私もこのお酢が大変気にいりました。お役にたてるかわかりませんが私の店で紹介させていただけたら嬉しいです。きっとお客様に喜ばれるかもしれません。ぜひぜひお願いします。」
ということで、イタリアでもしっかり仕事してきちゃった~(笑)
+
調理よりも素材を重視するイタリア人たちのポリシーに共鳴し
私はイタリアの食文化にすっかりハマってしまいました。
幻のバルサミコ酢との出会いは、陶器祭りで出会う器とまったく一緒の気持ちです。
すごく自然な出会いでしたしずっと大切にしたいと思いました。
IVORYは器屋ですが、今年からは国内外の食料品も取り扱うつもりでおります。
もちろん、クォリティーの高い品を厳選し、お客様に喜んでいただけそうなアイテムのみ商品展開をしていく所存です。
今、新しいプロジェクト(輸入業務)に向けて着々と準備を進めております。
このブログを通じて輸入までのプロセスをオープンにご報告して参りますので
どうかパソコンの向こう側で温かく見守っていてくださいね
イタリア旅行記、長々とお読みいただきありがとうございました(^-^)
gwanko
今回で最終回となります。
たった7日間の旅でしたが、実に内容は有意義で盛り沢山でした。
現地でずっとアテンドしてくれた友人クレアには感謝の気持ちでいっぱいです。
お話は遡りますが、元旦の晩に思いがけず運命の出逢いがありました。
それはこの紫色のキャベツにふりかけた幻の酢。
夕飯にラザーニャを食べた後
「これ少し食べる?」とクレアに聞かれ、
変わった色のキャベツに興味があったので
「うん。チョットだけちょうだい。」と言って一口頬張ったら
想像とは違う別の世界が広がりました。
「甘~い。思ってた味と違う。」
キャベツは緑色のキャベツよりも肉厚で食べごたえがあり
味もマイルドでした。
その生野菜に絡まれていた艶々したドレッシングの正体は、
北イタリア、モデナ産の熟成バルサミコ酢だったのです。
「何これ?」と尋ねると、
「バルサミック ヴィネガー」と得意気に彼女は答えました。
ここからは雑学王のご主人(ステファノ)の出番。
案の定ヴィネガーの薀蓄を語り始めました。
ステファノの薀蓄を聞いているうちに興味が膨らみ
どうしてもこのお酢の工場を訪れてみたくなりました。
「私、工場に行ってみたいのですが・・」
「そう、じゃ、連れてってあげようか?」とステファノ。
たまたま、モデナに住む彼の友人(マッデリーナさん)が工場の方と
お知り合いだったようで責任者の方にすぐ連絡を取ってくれました。
そして・・工場見学のアポを取ることに成功♪
ヤッター!旅の思い出になる・・ルンルン
当日はあいにくの雪。それでもクレアが車を出してくれました。
フェッラーラからモデナの田舎町までは1時間ちょっとのドライブ。
途中あちこちにブドウ畑がありました。
Castelnuovoという丘の上の小さな村。
歴史がある街だから建造物も絵になります。
(ヨーロッパってこういったところが大好き)
車から降りるとツンとしたお酢の匂いが風に運ばれてやってきました。
ちょうど日本の温泉地に行くと硫黄の匂いがするのと同じ感覚。
そして念願のバルサミコ酢工場にて見学が実現しました!
このジャージ姿(笑)の男性はこの工場(会社)のマネージャーさんです。
大変気さくな方でバルサミコ酢の作り方などについて丁寧に教えてくださいました。
(全部イタリア語だったので、クレアに通訳してもらいながら)
3年、5年、8年、12年、25年、その他にもハチミツ入のバルサミコ酢をテイスティングさせてもらいました。
どれも私の口に合うお味で(もともとワインが好きだからかな)
芳醇で奥の深い味わいにウ~ンウ~ンと舌鼓。今まで自分で買っていたバルサミコ酢が
ニセモノのように感じました。
バルサミコ酢はワインと似たような工程で作られます。
木樽の中で熟成させて○年物という形で出荷しているんですよね。
そんなことすら知らなかった(恥)
なるほど~
年代別で味が違うって訳か。。。
私が日本でどんな仕事をしているのか・・をクレアが彼に説明すると、
「私たちのお酢は日本にはまだ供給していないんです。これも何かのご縁だから
もしよかったら貴方のお店で取り扱ってもらえませんか?」と、いきなり輸入/輸出の話を持ち出されて大ビックリ!
「私もこのお酢が大変気にいりました。お役にたてるかわかりませんが私の店で紹介させていただけたら嬉しいです。きっとお客様に喜ばれるかもしれません。ぜひぜひお願いします。」
ということで、イタリアでもしっかり仕事してきちゃった~(笑)
+
調理よりも素材を重視するイタリア人たちのポリシーに共鳴し
私はイタリアの食文化にすっかりハマってしまいました。
幻のバルサミコ酢との出会いは、陶器祭りで出会う器とまったく一緒の気持ちです。
すごく自然な出会いでしたしずっと大切にしたいと思いました。
IVORYは器屋ですが、今年からは国内外の食料品も取り扱うつもりでおります。
もちろん、クォリティーの高い品を厳選し、お客様に喜んでいただけそうなアイテムのみ商品展開をしていく所存です。
今、新しいプロジェクト(輸入業務)に向けて着々と準備を進めております。
このブログを通じて輸入までのプロセスをオープンにご報告して参りますので
どうかパソコンの向こう側で温かく見守っていてくださいね
イタリア旅行記、長々とお読みいただきありがとうございました(^-^)
gwanko